老眼とは‐何歳から?改善する?目薬やコンタクトは?【現役視能訓練士が解説】
今回は老眼について!
40代以上の方々は、
老眼というフレーズを会話の中などで耳にする機会も多いと思います。
皆さんは「老眼=近くが見えにくい」というイメージをお持ちだと思いますが、
「近くだけが見えにくくなる?」
「老眼は遠くの見え方とは関係ない?」
などの疑問を解決できる内容になるよう記事にまとめてみました。
なるべくわかりやすくまとめましたので、最後まで読んでみて下さい!
老眼はこのようにイメージしていく!
【老眼を一言で表すと、】
「ピント合わせの力が年齢を重ねるにつれてだんだんと弱まってくること!」
(表1)
表1:年齢別の残余調節力
※白内障の手術をされている方は除きます。
所敬. 現代の眼科学改定第12版. 金原出版, 2015 ,65.を参考に作成。
この表の見方は、「調節力」という部分の数字だけに着目して下さい!
「調節力=ピント合わせの力」となりますので、
数字が大きいほどピント合わせの力がたくさんあるということ!
逆の言い方をすると、
数字が小さいほどピント合わせの力が少ないということになります。
何歳から?⇒40代以上の人は老眼の影響を受けやすい!
ここまでの内容で、
「老眼とは年齢を重ねるにつれてだんだんとピント合わせの力(調節力)が弱まってくること」
だとイメージして頂けたかと思います。
では何歳から老眼になるのか?
→一般的には40歳以上の方は老眼の影響を受けやすいと言われています。
『アイケアークリップ』は、お子さんのメガネに付けるだけで、視力や姿勢の問題を解決できる優れたアイテム‼️姿勢の悪さや部屋の暗さを感知し、振動して警告してくれるので、正しい目の習慣が身に付きます👀✨
👇 いますぐ詳細をチェック 👇
老眼は近くだけの話なの?
「老眼=近くが見えにくい」
というイメージを持たれている方が多いと思います。
今まで通りこのイメージを持ちつつ、この記事を読んで頂いた方には、「老眼=自分のピント合わせの力だけでは足りない部分がぼやける」
という考え方をプラスαの知識としてぜひ持って頂きたいです!
どういうことか?
→ぼやける部分は近くだけではなく、人によっては遠くもぼやけることがあるということ!
目の度数には「近視・遠視・乱視」があります。
遠視の人を例に挙げると、遠くも近くも自分のピント合わせの力を使って見ていますので、
「遠視の人の場合は老眼になると遠くもぼやける可能性がある」
ということになる!
少し専門的な話にはなりますが、
遠くを見る時より近くの見る時の方がピント合わせの力をたくさん使います。
「老眼になると、遠くよりも先に近くがぼやけるようになってくる!(写真➀)」
<写真①>
このことから一般的には、
「老眼=近くが見えにくくなる」というイメージが広まっていると言えます。
近視の人は裸眼で見ることで老眼対策に!?
ここで一旦、先ほどまとめた老眼のおさらいで、
「老眼=自分のピント合わせの力だけでは足りない部分がぼやける」
→別の言い方をすると、
「自分のピント合わせの力を使わずに見ている距離は老眼の影響を受けない!」ということ!
いま別の言い方をしたのには理由があって、
近視の人の見え方は「裸眼で近くは見えて遠くはぼやける状態!」なので、「近くは自分のピント合わせの力を使わずに見えている=老眼の影響を受けない!」となり、近視の人は近くを裸眼で見て頂くことで老眼対策になります!
同じ近視の人でも、裸眼でピントが合う距離は近視の度数によって変わってきます。
その辺りの内容を以下の記事では詳しくまとめていますので、
近視のことをもっと知りたい方はクリックしてみて下さい!
【老眼に気づいたら】~眼鏡やコンタクトでサポートを!~
どなたでも年齢を重ねていくにつれて老眼になります!
特に40代以降の方で、近く(遠視の方は遠くも)が
見えにくい・ぼやける場合は、
眼鏡やコンタクトレンズで見え方のサポートをしていきましょう!
市販の目薬をさして、あとはつらいけど裸眼で頑張ってる!という方が意外と多いのですが、頑張って改善するものではありません。
最後に
今回は老眼についてまとめてみました!今後も様々な内容で記事を書いていく予定ですので、ぜひ読んで頂けたらと思います。ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
この記事を書いた人
本武 拓真(ほんたけたくま)さん