アイケアークリップ【ユーザーズVOICE】三遊亭竜楽師匠
第17回キッズデザイン賞を受賞した『アイケアークリップ』。
メガネにつけるだけで近視の予防や抑制に繋がり、正しい姿勢の習慣も身に着けられるデバイスとして多くのお子様にご使用いただいています。
7か国語を駆使する国際派落語家としてご活躍中の三遊亭竜楽さんに、アイケアークリップの使用感をおうかがいしました。
‐姿勢が気になった-
Q 竜楽さんのお嬢さんがアイケアークリップを使っていただいています
竜楽/娘は現在中学生なのですが、小学校高学年の頃から眼を細めたりしてちょっと見えにくそうな仕草がありました。
学校の健康診断で視力が悪いようだという結果をもらったので眼科を受診すると、近視が始まっているとのこと。
裸眼視力が良くないと学校生活にも支障が出てくると思いましたのでメガネを作りました。
それ以来、メガネやコンタクトレンズを使って生活しています。
いまどき近視は珍しくありませんし、まわりの生徒たちの多くが同じように近視のようですから特に心配したわけでもないのですが、私が気になったのは姿勢です。
家で過ごす様子を見ていると、本を読んだり勉強したりしていてずいぶんと姿勢が悪い。
最近はタブレット教育も始まったのですが、本、タブレット、スマートフォンとの距離がどうにも近いのです。背中を丸めて顔を前に出すような姿勢で、これは眼にも良くないだろうし何か物事に集中するにしても成長期の習慣としても良くないなと感じていました。
Q 人前で公演する落語家としても姿勢は気になるところですよね
私たち落語家は舞台装置もない高座から、たった一人で噺の世界を展開します。
言葉、仕草、わずかな小道具(扇子、手拭い)で一人何役も演じ分けて、聴き手の想像力をふくらませ頭の中に描き出す仕事です。落語では立ち上がることはしないので、座ったままで歩く、走る、寝るなどの動作を表現します。
姿勢ひとつで動作や役柄を演じ分けますので、若い成長期の子どもにはできる限り良い姿勢でいて欲しいと特に思うのかも知れません。
-眼科専門医のアドバイス-
Q 近視と姿勢について相談を?
私のファンでいてくださっている眼科専門医の近藤義之先生(東京都八王子市)に、どうも娘の近視と姿勢が気になるとご相談しました。近藤先生は親身にお答えくださって、最近は世界的に近視がどんどん進行する子どもが増えていること、その多くが生活習慣に起因しているのではと考えられていること、本やデジタルデバイスとの距離、姿勢といった生活習慣から見直してみませんかと教えていただきました。
そんな中で、眼科医も注目している眼の生活習慣デバイスがありますよとアイケアークリップを紹介されました。
-自然と良い姿勢に-
Q 実際、使用感はいかがでした?
手に取ってみてその軽量さに驚きました。これならメガネに装着してもストレスにはならないなとすぐ理解しました。良くない状態が続くと振動で教えてくれるので、本人も「あ、いけない」とそのとき気がついてくれます。家での勉強や読書も良い姿勢でするようになって驚いています。
最近は学校にも持っていって使っていますよ。
近藤先生によると
近視じたいは決して悪いものではないけれど、近視の度数が進みやすい生活習慣、特に見るものとの距離が30㎝以下は近すぎるので良くない。必然的に姿勢が悪いので、集中力や学力のためにも良い姿勢を維持できるようにしましょう
とアドバイスいただいています。
眼と学習環境というアドバイスは意外な気づきもありました。せっかくの学びの時期ですので、出来る限り本人の能力が発揮できる良い姿勢でいて欲しいものですね。
Q 学びといえば、竜楽さんは7か国語を駆使した落語家としても有名です。
平成20年(2008)フィレンツェ・フェスティバルジャポネーゼでイタリア語落語を演じたことがきっかけとなり、字幕・通訳無しの現地語口演を行っています。毎年ヨーロッパ・アメリカなどを訪れ、8か国語落語を達成しました。(日本語、英語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、中国語)。
習慣といえば、日本の落語を海外でやるときはまず相手国の文化習慣に注意しなければなりません。
たとえば食べるときの音、酒やお茶を飲み終えるときのすする音、この音だけで嫌われてしまいます。
【味噌豆】という演題(旦那の目を盗んで小僧が味噌豆をつまみ食いするところから始まる)があるのですが、英語でやったときは味噌豆を手で食べるシーンを箸で食べる形に工夫しました。
米国眼科学会が近視進行予防のために20‐20‐20ルールを呼び掛けているとうかがいました。
世界的な問題とされている近視の噺も、いつか8か国語でやれたら面白いかも知れませんね。
▷関連記事 視力低下や眼精疲労の予防法!「20-20-20」ルールとは?
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三遊亭竜楽さんPROFILE
本名/柳井淳嘉 (やない あつよし) 昭和33年群馬県生まれ。中央大学法学部卒業後、三遊亭円楽に入門。平成4年真打昇進、平成20年(2008)フィレンツェ・フェスティバルジャポネーゼでイタリア語落語を演じたことがきっかけとなり、字幕・通訳無しの現地語口演を開始。毎年ヨーロッパ・アメリカなどを訪れ8か国語落語を達成(日本語、英語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、中国語)。今までに10か国55都市で約190公演。会場はパリ日本文化会館・ローマ日本文化会館・ベルリン市庁舎ホール・ミラノ大学、ボローニャ大学・ライプツィヒ大学、米コロンビア大学、マドリード国際交流基金、浙江工商大学、日台交流協会(台北)など多数。「2か月の準備期間で世界中どの国でも現地語公演を行う」のモットーで毎年ヨーロッパ・アメリカを中心に数カ国を訪れ十数回の口演を行う。講演活動も活発で企業・学校・一般向けに「笑いとコミュニケーション」「経営に役立つ面白落語講座」「日本の笑いが世界を駆ける」「国際派落語家が語る多文化共生(ダイバーシティ&インクルージョンを考える)」など幅広いテーマが高い評価を受けている。要望によりテーマに合わせた落語を実演。日本放送作家協会会員/日本脚本家連盟所属。