視力検査でつかう視力数値表とは?|「1.0」という数値は何が基準?

視力検査でつかう視力数値表とは?|「1.0」という数値は何が基準?

視力検査で使用する視力数値表は、縦にある文字や記号がどれだけ小さいかによって、人の目の「はっきり見える度合い」を判定するものです。この視力数値表では、「1.0」という数値を基準とすることが一般的であり、これは「正しい距離で見たとき、健康な人が普通に見える大きさの文字がすべて読める」という意味です。

この記事では、子どもの視力に興味のある保護者の方に向けて、視力検査の基準やどのくらいの頻度でやるものなのか、などについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

 

視力数値表とは

視力数値表は、視力の測定に使用される一般的なテストです。これは、目の視力を評価し、視力の問題や視覚障害の程度を判断するために使用されます。視力数値表は通常、眼科医や視能訓練士のオフィスや眼鏡店などで見ることができます。

視力数値表には、文字や記号などが含まれています。これらの文字や記号は、視力を評価するために異なるサイズとコントラストで書かれています。通常上部に大きな文字や形が表示され、下に行くほど文字や形が小さくなります。

視力検査の際に、被験者は適切な距離から視力数値表を見て、表示された文字や形を正確に読み取ることで評価します。右目と左目のそれぞれの視力を測るために、個別に遮眼子を当てて測定します。

視力数値表は、目の健康状態を評価するためだけでなく、眼鏡やコンタクトレンズの処方箋を作成するためにも使用されます。視力数値表は、視力測定の基準となる一般的なツールであり、視覚障害の早期発見や治療の計画にも役立ちます。

 

視力数値表で評価される数値はどういう意味

一般的な視力数値表には、「0.1」から「2.0」までの数値が書いてあるのを見たことがあるでしょう。それらの数値がどのような意味なのか、知っている方は少ないのではないでしょうか。

日本では「1.0」と表記されますが、アメリカでは「20/20」と表記されています。数値の分子の「20」は、検査距離(通常20フィート)を示しており、分母の「20」は正常な人が正確に読み取れる距離を示しています。20フィートは約6メートルですので、視力「1.0」といった時は、6メートル先のものを正常に見ることができていると言えます。

たとえば、視力「0.5」であれば「20/40」となり、20フィートの距離から見た場合に、被験者が正確に読み取れる文字の大きさが、通常の視力を持つ人が40フィートの距離から見た場合に読み取れる文字の大きさと同じであることを示します。したがって、視力が他の人と比べて見えづらいということになります。

 

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視力「0.1」はどのような見え方をしているのか

視力0.1とは、視力検査で通常の視力と比較して低いと判定されるレベルです。視力0.1の人の見え方としては、見ているものがぼんやりとしています。細かいディテールや小さな文字を読むことが難しくなります。また、遠くの物体や人の顔をはっきりと認識することも難しいでしょう。

視力0.1は軽度の近視なので、遠くからむかってくる車や自転車も形は認識できますが、鮮明には見えないため、距離感を見誤ってしまい、とっさの判断力の低下につながります。

具体的な例を挙げると、視力0.1の人が道路を歩いているとき、信号機や看板の文字がはっきりと見えず、判断が難しくなるかもしれません。また、テレビや映画館で映像を観る際にも、細部の演出や微妙な表情を見逃すことがあったり、黒板の文字も見えづらかったりするでしょう。

視力0.1の人は、補助具や眼鏡などの視覚補助具を使用することで、日常生活での制約を軽減することができます。また、病院や眼科での定期的なチェックアップや適切な治療を受けることも重要です。

 

視力検査はどれくらいの頻度でやるもの

視力検査は個人の視力状態を把握するために行われる重要な検査ですが、その頻度は人によって異なります。一般的なガイドラインとしては、成人の場合、視力に異常がない場合でも、2年に1度の定期的な検査が推奨されています。

しかし、年齢や既存の視力問題によっては、より頻繁な検査が必要な場合もあります。子どもや若者は成長に伴って視力が変化するため、学校や保健所などで年に1度の検査を受けることが勧められます。

また、すでに視力が低い人や眼科の治療を受けている人は、定期的なフォローアップ検査が必要です。これにより、視力の変化や治療の効果をモニタリングすることができます。

視力検査では、視力の異常や眼の病気を早期に発見することができます。しかし、定期的な検査を受ける頻度は個人の状況によって異なるため、眼科医と相談することが重要です。

 

視力とメガネの度数は違う

視力とメガネの度数の数値は異なります。視力は、目の焦点を正確に合わせることができる能力を指しますが、メガネの度数は、目の屈折異常や視力の問題を補正するために使用されるレンズの力を示します。視力は1.0のように表されますが、メガネの度数は「近視」、「遠視」、「乱視」などの視力の問題に対応し、プラス(+)またはマイナス(-)の数値で表されます。

視力とメガネの度数が異なる理由は、目の屈折異常や焦点の問題によるものです。たとえば、近視の場合、目の焦点が網膜の前で収束してしまい、遠くの物体がぼやけて見えます。

メガネの度数は、この収束を正常にするために必要なレンズの力を補正します。同様に、遠視の場合は、目の焦点が網膜の後ろで収束せず、近くの物体がぼやけて見えるため、メガネの度数はこの焦点を調整します。

 

家庭で視力数値表を使って測定するには

家庭で視力を測定するためには、いくつかの手順に従う必要があります。まず、専用の視力数値表を用意します。ネットに画像もありますので、適切なサイズで印刷しましょう。

次に、部屋の明るさを調整しましょう。明るすぎる場合は、カーテンやブラインドを使用して光を調節し、暗すぎる場合は適切な照明を追加します。適切な明るさは、正確な測定結果を得るために重要です。

測定を行う人は、正確な結果を得るために正しい距離で視力数値表を配置します。視力数値表の印刷サイズによりますが、A4サイズで印刷した場合は3メートル程度が適切な距離となります。

あとは一般的な視力検査と同様、片目ずつ測定していきます。ただし、家庭での視力測定は専門医による正確な検査とは異なります。あくまでも目安として使用するようにし、見づらいと感じたら早く眼科にいくようにしましょう。

 

まとめ|視力数値表で視力検査をしよう

目の健康を保つためには、視力の検査が大切です。視力検査には、視力数値表が使われます。正常とされる数値は「1.0」となり、一般的に良好な視力を持つ人の目がどの程度の大きさの文字をはっきりと認識できるかを表しています。

検査を受けることで、早期発見・治療ができるため、子どもの健康を守るためにも検査を受けることがオススメです。

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