5つの視力回復トレーニング【注意点、特徴】眼科医推奨おすすめアイテムも!#自宅でできる
近年、近視になる方の割合は増加傾向にあります。とくに、視力が低下しはじめた仮性近視の場合、視力回復トレーニングによって視力を回復させる可能性があります。しかし、本当に効果があるのだろうか、どのような方法でするのだろうか、と不安を感じている方も多いでしょう。
そこで今回は、視力回復トレーニングの効果や方法、注意点についても解説します。視力の低下が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
視力回復トレーニングとは
視力回復トレーニングとは、眼の筋肉を鍛えて視力を回復させる方法のことを言います。とくに、疲れ目や眼精疲労でお悩みの方にオススメの方法です。
基本的に、ものを見る際は毛様体筋と外眼筋における2つの筋肉の動きが重要となります。毛様体筋とは、水晶体のピントをあわせてくれる筋肉のことです。また、外眼筋とは、眼球を支えつつ眼を動かす際に使用する筋肉のことを言います。
これらの2つの筋肉を意図的に動かして緊張をほぐすことによって、ピントをうまく合わせるようにするのが目的です。毛様体筋を鍛える方法には以下のようなものがあります。
- 遠近体操法
- 遠方凝視法
- マジカルアイ
遠近体操法は、その名のとおり遠・近を交互に見て鍛える方法です。遠方凝視法は遠くに設定した1点を見つめます。さらに、特殊な画像を立体視するマジカルアイといった方法もあります。
一方、外眼筋を鍛える方法には、「視点移動法」という複数の点を定めて視点を移動させる方法が効果的です。
視力回復トレーニングは効果がある?
近視になると、毛様体筋が常に緊張状態であるため、遠くを見ても水晶体が薄くならずぼやけて見えるようになります。しかし、毛様体筋の緊張をほぐすことによって、遠くを見た際も緊張しにくくなるうえ、水晶体も薄くなるため視力回復が期待できます。
毛様体筋トレーニングは、眼の周辺の筋肉を鍛える方法のことです。自律神経の働きによって緩んだり緊張したりするため、遠くを見る際は緩み水晶体も薄くなります。
一方、近くを見る際は毛様体筋が緊張状態にあるため、水晶体も厚くなるのが特徴です。
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自宅で簡単にできる視力回復トレーニング
ここでは、視力低下にお悩みの方に向けて効果的なトレーニングを5つご紹介します。どれも自宅で簡単にできるので、ぜひお試しください。
指を見ながらスライドする
遠近体操法のなかでも代表的な方法のひとつです。近視の場合は、下記の通り行います。
- 指に文字もしくは、ランドルト環「C」マークを書く
- 指に書いた文字が両眼ではっきりと見える位置からスタート
- ぼんやりする位置まで腕を伸ばす(1秒間)
- 元の位置に戻す(3秒間)
遠視の場合は、近視とはスタート位置と終わりの位置が逆になります。
- 指に文字もしくは、ランドルト環「C」マークを書く
- 指に書いた文字がぼやけて見える位置からスタート
- はっきり見える位置まで腕を伸ばす(1秒間)
- 元の位置に戻す(3秒間)
指と遠くの景色を交互に見る
上記でご紹介した遠近体操法のなかでも簡単な方法です。
- 遠くの位置にある目標物を決める
- 手を伸ばし、親指を立てて「グッド」の形を作る
- 親指にピントが合うと片眼で眺める(10秒間)
- 目標物を眺める(10秒間)
これを片眼10セットずつおこなうようにしましょう。
まばたきをする
意識的にまばたきをおこなうと、眼の周辺の筋肉がほぐれることによって眼がスッキリとなります。
- 左右交互にウインクをする(10から20回ずつ)
- スピードを上げて1ウインクをする(10から20回ずつ)
- 強めにぎゅっと閉じてウインクをする(10から20回ずつ)
- 両眼を同時にぎゅっと閉じてぱっと開くまばたきをおこなう(3回程度)
眼球を回転させる
眼球をぐるぐる回転させることによって、眼の動きが滑らかになりものが見やすくなります。
- 大きな円を描くようにして両眼を回転させる(1周10秒)
- 右まわり(2から3周)
- 左まわり(2から3周)
- 寄り眼でキープ(5秒間)
眼を回し続けると気持ち悪くなる場合もありますが、その際は眼を閉じておこなうとよいでしょう。
ガボール・パッチを使用する
ガボール・パッチとは、数学的処理をする際に生じる「ガボール変換」から来ており、簡単にいうと「しま模様」のことです。このように、しま模様を使ったトレーニング法のことを「ガボール・アイ」と言います。
- 複数のガボール・パッチの画像を見る
- 同じ模様を探す
これを毎日3から10分くらいを目安に続けていきます。この方法は、眼の働きを良くするのはもちろん、脳の処理能力を上げる効果もあるため、近視・老眼・遠視にも効果的です。
視力回復トレーニングの注意点
ここでは、視力回復トレーニングにおける2つの注意点についてご紹介します。
近視の種類による
トレーニングをおこなったからと言って、すべての近視に効果があるものではありません。
たとえば、屈折性近視の場合だと効果が期待できます。屈折性近視とは、水晶体が膨らんだままの状態であり、遠くが見えにくくなる現象のことを言います。近視のなかでも比較的軽く一時的なものであるため、トレーニングによって視力回復が見込めるでしょう。
一方、軸性近視の場合、回復する可能性は低いのが現状です。軸性近視とは、眼の軸が延びてピントが後ろ側にずれることによって、遠くが見えにくくなる現象のことを言います。
そのため、18歳未満で近視になった場合は、軸性近視の可能性が考えられます。また、軸正乱視の場合、眼球の形が変わってしまうため、トレーニングによる効果は低いと言えるでしょう。
即効性は期待できない
あくまでもトレーニングは、筋肉をほぐしたうえで眼がスムーズに動くようにしたり、ピント調節の能力を回復させたりするものであるため、即効性が期待できるものではありません。効果を得るためには、毎日継続的におこなうようにしましょう。
まとめ|視力回復トレーニングは毎日の継続が大切
今回は、視力回復トレーニングの効果や方法、注意点について解説しました。トレーニングをおこなうと、毛様体筋の筋肉をほぐすことによって水晶体が薄くなることから、視力回復効果が期待できます。
一方、トレーニングによって効果が出るかどうかは、近視の種類によっても異なります。また、即効性は期待できないため、5つのトレーニングを毎日継続的におこなうことが重要です。どれも自宅で簡単にできるものばかりなので、疲れ目や眼精疲労、視力低下が気になる方はぜひ試してみてください。