近視の子どもも双眼鏡を使っていい?|近視の仕組みや双眼鏡の選び方

近視の子どもも双眼鏡を使っていい?|近視の仕組みや双眼鏡の選び方

遠くのものをみるときに使用する双眼鏡、スポーツの試合をみるときなどに使用しますよね。子どもにも使わせたいと考えている親御さんも多いと思いますが、子どもが近視である場合に双眼鏡を使わせていいのかどうか気になる方もいるでしょう。


この記事では、子どもが近視などで目が悪くても双眼鏡は使用できるのかについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。


目が悪くても双眼鏡は使用できる?

もちろん、目が悪くても双眼鏡は使用できます。そこで問題となるのは、メガネを外した際の、右目と左目の視力差になります。このため、双眼鏡には右側見口部にのみ、視度調整リングが存在します。

ちなみに見口部とは目当てともいわれ、目が触れる部分のことをいいます。視度調整リングは接眼レンズの下に付いているものになります。それでは具体的に左右で視力差がある場合の焦点のあわせ方をみていきましょう。

まず、センターフォーカスで左側の焦点をあわせます。次に右側の視度調整リングを回して焦点を補正します。この場合、自分が使った後に別の人が使用することになったら、ほぼ間違いなく再補正する必要があります。

対物レンズの有効径が50mmクラスの中には、視界中心に焦点をあわせるセンターフォーカスではなく、インターナルフォーカスシステムという、左右別に焦点をあわせる方式も存在します。


メガネをかけたままでも双眼鏡は使える?

結論からいうと、メガネをかけたままでも双眼鏡が使えるか否かは、双眼鏡の種類によります。メガネをかけたまま使える双眼鏡もあれば、メガネをかけたまま使えない双眼鏡もあるからです。

アイレリーフが15mm以上ある長い双眼鏡であれば、メガネをかけたままでもストレスなく使用できます。アイレリーフはアイポイントとも呼ばれ、接眼レンズをのぞいた際に視界全体を見渡せる状態での目から双眼鏡の距離幅のことをいいます。

アイレリーフが短ければ、メガネをかけた際にアイポイントにひとみの位置を合わせられず、見えにくい現象が生じてしまいます。アイレリーフが15mm以上のものをハイアイポイントと呼ばれ、メガネをかけていても快適に使用できます。

メガネをかけて双眼鏡をのぞく際は、ゴム見口を外側に折るか、あるいはポップアップ式見口は見口を下げたまま使用するとみやすくなります。

 

視力の問題には「アイケアークリップ」で対策してみてはいかがでしょうか。視力低下の要因である姿勢や部屋の暗さを察知して振動で警告してくれるアイテム。アイケアークリップは近視の予防対策にもおすすめです。

近視の子どもに適した双眼鏡の選び方

双眼鏡を購入する際は、まずは使う目的をはっきりさせましょう。バードウォッチング、天体観測、スポーツ観戦、ライブコンサートといった目的によって選ぶべき双眼鏡は変わってきます。

必要のないスペックの双眼鏡を選んでも、子どもにとっては負担になってしまいます。使う目的をはっきりさせた上で、子どもでも使える双眼鏡の選び方は次のように選ぶといいでしょう。


  1. 眼幅が50mm以下に調整ができる
  2. 倍率は6倍前後(それ以上は子どもにとって重すぎる)
  3. 口径30mm以上(天体観測でも使える)

ポイント1)眼幅が50mm以下に調整ができる

眼幅は、左右黒目と黒目の幅のことをいいます。大人は平均63mmほどあり、多くの双眼鏡はその幅に合わせて作られています。子どもの眼幅は大人と違って、平均50mm程になっており、大人の双眼鏡だとサイズが合わないかもしれません。

子どもの眼幅にあっていない双眼鏡を使い続けると、目の病になってしまうこともあるようです。小学生の子どもがいる場合は、眼幅が50mm以下までに調整できることが絶対条件となるでしょう。

眼幅が50mmまでに調整可能な双眼鏡は、口径30mmのポロプリズム式になります。ポロプリズムはプリズムの全反射を活用しているものになります。これによりコストを低く抑えつつも明るい鮮明な像を得られます。


ポイント2)倍率は6倍前後(それ以上は子どもにとって重すぎる)

双眼鏡の倍率は肉眼と比べて、何倍の大きさで見えるかを表したものです。双眼鏡の倍率は高ければ高いほどいい訳ではありません。

倍率が高ければ高いほど大きく見えるのですが、ものによっては高い倍率がいらない場合もあります。双眼鏡を使う用途に合わせて見える倍率を選択しましょう。倍率が6倍であれば、子どもの力でも手振れせずに使用できます。


ポイント3)口径30mm以上(天体観測でも使える)

口径は外側レンズの直径のことをいいます。口径が大きければより多くの光が入りますので、明るく鮮明に見えます。ただし、口径が大きいとその分、双眼鏡は重くなります。

双眼鏡のひとみ径は、対物レンズの口径/倍率で算出され、これは明るさの数値となります。ひとみ径はヒトの瞳孔の直径と関連があります。


  • ひとみ径:2〜3mm・・・明るい場所で使うなら問題ないが、暗い場所だと見えにくい
  • ひとみ径:3〜5mm・・・暗い場所でも見える
  • ひとみ径:5〜7mm・・・どのような場所でも明るく見えて天体観測むき

防水・マルチコートの機能にも注目

それは防水、マルチコート、とくにアイレリーフといった機能になります。まず防水機能があれば、バードウォッチングやアウトドアスポーツなどの観戦、飲み物をこぼしてしまった際にも、双眼鏡の故障を防ぐことが可能です。

防水機能といっても、防滴タイプや完全防水のものがありますので、使う用途によって適切な機能を選びましょう。

次にマルチコートですが、これは光の反射を防ぐ機能になります。マルチコートは普通、3層になっていますが、上位モデルほど層が増えていき、14層以上のものも存在しています。


近視の人が双眼鏡を選ぶときの注意点

お子さんが強い近視の場合、メガネを外して双眼鏡を使いたいときに注意が必要になってきます。なぜなら、メガネの汚れや反射が気になってしまうとメガネを外してしまうからです。

そうすると、フォーカスリングをめいいっぱい回し切っても焦点が合わない事象が発生してしまいます。しかし右目だけ強い近視の場合、大抵は問題ありません。右の接眼レンズの視度調整リングを回せば調整できます。

したがって、できるだけメガネをかけた状態で双眼鏡を使うことを想定し、ハイアイポイントのものを選ぶことがオススメです。



まとめ|子どもが近視でメガネをかけていても双眼鏡は使える!

近視だからといって双眼鏡が使えないことは決してありません。双眼鏡にはセンターフォーカスと視野調整リングがあるため、綺麗に見えるように調節できます。

ただし、メガネをかけている場合、アイレリーフのものを選択することによって、双眼鏡を使う際の快適さは変わってきます。使う目的と自分に合った双眼鏡を慎重に選んでいきたいですね。

ブログに戻る