ゲームしても目が悪くならない方法!?目の休め方3選をご紹介
子供がゲームをしていると長時間画面を見るので、目が悪くなるかもしれないと親は心配になるものです。毎日外に出かけて遊ぶのは難しいですし、家の中でゲームをするのが好きな子供も多いので悩むこともあるでしょう。
ゲームをすると目が悪くなるといわれていますが、本当なのでしょうか。これからゲームと視力の関係性や、ゲーム中の目の休め方を解説していきます。内容を確認して、ゲームで遊ぶ際の参考にしてみるとよいでしょう。
ゲームと視力は関係ない?近視になる原因とは
ゲームを長時間行うと眼精疲労をおこします。簡単にいうと、疲れ目です。ゲームをした後に目のピントが合いにくくなったり、速い光の点滅がわからなくなり光っている状態が続いているように感じたりします。
ゲームをした後に、子供の視力が悪くなることはあるでしょう。これは一時的なことで、子供の回復力は高いので翌日に影響を及ぼすことはありません。
一般的にはゲームをやると近視になるといわれていますが、証明する論文などは世に出ていません。それでは近視になる原因とは何なのでしょうか。これから原因について2つの項目で解説していきます。
視力は遺伝で決まるって本当?
近視の原因は遺伝にあることがわかっています。近視は遺伝の要因が50〜90%以上あるといわれていて、近年の研究では親の片方が近視だと2倍、両方近視なら5倍子供が近視になりやすいというデータが出ています。
しかし、遺伝だけが近視のほとんどの原因かというと、そうではありません。近年、近視の人が短期的に急激に増加しています。すべてが遺伝によって引き起こされていると考えるのは難しいからです。
遺伝的要因が影響することもありますが、それがすべてではありません。一旦、遺伝については頭の片隅に置いておくとよいでしょう。
ゲームで目が悪くなるのは嘘?近距離で見るのが問題有り
ゲームで目が悪くなるというのではなく、物と目の距離が近い作業が近視の原因だと考えられています。現在ではスマートフォンの普及により、近距離で長時間集中して画面を見ることが増えてきました。
ゲームは現代生活の中にある、近距離で行う作業のひとつにすぎません。ゲームの画面の光や影響が視力を下げるという根拠もないのです。
つまり、ゲームで目が悪くなるというのは間違いで、画面に顔を近づけて長時間ゲームをしたら目が悪くなるという方が正しいでしょう。
ゲーム中におすすめの目の休め方3選
ゲーム中に近くの画面を長時間見ることが近視になる原因であることがわかりましたが、近視にならないようにする目の休め方も存在します。これから近視を防ぐおすすめの方法を3つ解説していきます。
子供がゲームをして目が疲れているときに活用して、目を労わるようにしてみるとよいでしょう。
ゲームの途中で時々遠くを見る
ゲーム機やスマートフォン、パソコンなどでゲームをしていると、集中してつい画面をじっと見てしまうものです。近くのものを長時間見続けていると、目の中にある水晶体と呼ばれる組織が膨らんで元に戻らなくなります。また近くを見続けることで、水晶体の周りを取り囲む毛様体という筋肉が緊張し続けるので、目に負担がかかります。
水晶体が膨らむと近視が進む原因になります。近視の進行を予防するために、ゲーム中は時々遠くを見てください。遠くを見ると、水晶体を薄くさせるのでピント調整機能が回復します。また、毛様体の緊張を解けます。
疲れているときに遠くを見ると目が休まるのはそのためです。現代人にとって遠くをみることは非常に大事なのです。
子供がゲームをするときに時間を制限するか、ゲームを15〜20分やったら20秒以上遠くを見るようにするなど、ルールを決めておくことをおすすめします。
ゲームの途中で時々遠くを見て目を休めることは、子供の目を守ることに直結するでしょう。
太陽の光を浴びる習慣をつくる
子供が部屋にこもってゲームばかりしてはいませんか。ときには外に出て太陽の光を浴びることも大事です。なぜかというと、外で過ごす時間を増やすことで、近視の割合が低下するからです。
光を見ることで近視を防ぐ効果があることがわかっています。目が太陽の光を取り込んだときに、網膜でドーパミンという化学物質が作られることが原因であるという説があります。
また、台湾の小学校では10年ほど前から屋外で2時間過ごすようにしたところ、視力0.8未満の小学生が5%減りました。太陽の光をしっかり浴びると近視の進行を防ぐ効果が期待できるので、子供と外を散歩する習慣を作ってみてはいかがでしょうか。
目に良い栄養素をとる
身体を作るのは栄養です。食事で体調が決まるといってもよいでしょう。とくに目に重要な栄養素は、ビタミンB群とビタミンAです。
- 豚肉
- サバ
- 玄米
などに多く含まれているのがビタミンB1とB2です。
ビタミンB1とB2には、視神経の働きを高めて視力の低下を防ぐ役割があります。
- レバー
- 納豆
- 卵
- 海苔
などに多く含まれているのがビタミンB2です。ビタミンB2は、網膜の動きを助けて目の充血を改善したり視力回復にも役立ったりします。
- ニンジン
- ホウレンソウ
- カボチャ
に含まれているのはビタミンAです。ビタミンAは疲れ目やかすみ目などの改善に役立ちます。目に良い栄養素を適度にとって、子供の目を守りましょう。
視力低下を予防するには、『アイケアークリップ』の活用もおすすめです。『アイケアークリップ』は子どものメガネに装着するだけで、姿勢の悪さや部屋の明るさを察知して警告します。視力低下につながる生活習慣を見直せるアイテムです。
まとめ|ゲーム中にしっかりと目を休めることが大事!
子供は好きなものに集中することが得意なので、ゲームをするときも時間を忘れて集中することが多くなるでしょう。そのようなときは、親が目を休めるように声をかけるようにするとよいかもしれません。
子供と一緒に窓を開けて、遠くを見て目を休めることをおすすめします。目を休めることで視力が回復するので、安心してゲームを楽しめるようになります。
ゲームをすることで子供が自分の興味を広げたり、発想力が豊かになったりと、良い側面もあるでしょう。子供が楽しむ場や、安心してゲームができる環境を作れたら親も嬉しいものです。
また、ゲームをしていないときに、太陽の光を浴びながら親子でお散歩したり、目に良い栄養素が入った食べ物を摂取したりと身体を労ることも大事です。身体を労ることで近視の進行を抑えられるでしょう。