子どもの視力は【7歳までが大事!】スポーツとの関係や対策を伝授
はじめに
便利で使いやすいスマホ・タブレット・ゲームなどのツール。 子ども達にとっては楽しいものですが、目の視力は幼少期までの生活習慣が大切です。
夢中になって遊びすぎてしまうと、近視・乱視・視力低下といった目のトラブルが起こりやすいだけでなく、スポーツのパフォーマンスにも悪影響が出やすくなります。
この記事では、子どもの視力やスポーツとの関係、視力低下を防ぐ方法を5つ紹介します。
勉強や遊びの合間に行いつつ、子どもの目をしっかり守っていきましょう。
視力と子どもの成長について
子どもの視力が発達するピークは、生後3ヶ月~1歳半の期間。
生後半年から目の視神経が増え始め、3~4歳頃までには1.0程度に達します。 6歳になる頃には1.0~1.2まで視力が上がり、大人と同程度になります。
1.0以上の視力があれば、日常生活には支障が出ないレベルですが、幼少期の生活習慣に気を配ることは大切。
勉強や読書などをする際は、1時間ごとに10分休憩を入れたり、明るい照明に買い替えたりして対策をしましょう。
400ルクス(明るさの単位)以上の照明がオススメです。
おもなスポーツ競技と視力の関係
視力が悪い状態では、対象物がしっかり視認出来なくなります。
特にサッカー・野球・バスケットボールといった球技では、ボールへの反応が遅れたり遠近感が掴めなかったりするため、競技パフォーマンス低下やミスに繋がりやすい状態に。
アクティブに動くスポーツなら、最低でも両目視力が0.7以上、出来れば1.2~1.5以上が望ましいです。
また、両目視力が1.2以上ある場合でも、片目の視力が悪い場合は適切な視力矯正が必要。
記事後半では、コンタクトやメガネの選び方を解説していますので、合わせてご覧下さい。
参考:日本トップリーグ機構
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子どもの視力低下を防ぐ5つの方法
勉強の合間や、遊び感覚で実施しやすいものを中心に紹介します。
子ども合った方法で、目のケアをしていきましょう。
1.ピント合わせトレーニングをする
スマホやテレビを長時間見ていると、ピント調整の役割を持つ毛様体筋が弱くなってしまいがち。
1分間で簡単に出来るので、休憩と併用して行って下さい。
★ピント合わせトレーニングの手順
- 小さい文字で目の状態を確認する
- 親指を立てて真っ直ぐ腕を伸ばす
- 遠くの目印を6m以上前方に設定する
- タイマーを1分間に設定する
- 親指を5秒間見つめる
- 遠くの目印を5秒間見る
- 5と6をタイマーが鳴るまで繰り返す
毎日5分ずつ行うと、毛様体筋のトレーニングとして効果的です。
2.平行法(立体視)トレーニングをする
平行法とは、同じ画像(特殊加工されたもの)を平行に並べて立体的に見るトレーニング法のこと。
右目で右側の写真、左目で左側の写真を見ながら、画像よりも遠方に焦点を合わせるように意識して行います。
左右の画像間に、立体的な画像が浮かんで来たら成功です。 トレーニング後は目を休ませるようにしましょう。
3.眼科医からコンタクト(メガネ)を処方してもらう
メガネは着脱が自由ですが、ズレやすく視野が狭くなるためスポーツには不向き。
視力を矯正したい場合は、コンタクトレンズがオススメです。
ハードコンタクトレンズは、黒目よりも小さくて見え方がクリア。 目のキズも発見しやすいうえ、視力矯正に優れているという利点があります。
ただし、硬いので慣れるまで時間が掛かりやすく、激しいスポーツには不向きです。
ソフトコンタクトレンズは黒目よりも大きく、レンズが柔らかくズレにくいためスポーツ向き。 装着感の良さも利点ですが、キズの発見が遅れやすいのが難点です。
そして、レーシック手術は短期間で矯正効果が現れやすいのがメリットですが、感染症やドライアイになるリスクもあります。
どの方法も一長一短なので、スポーツや勉強の実施状況を考慮して使い分けるといいでしょう。
4.定期的に視力検査をおこなう
生後3ヶ月~1歳半までは視力が発達しやすく、視力検査は3歳頃から可能。
また、低年齢ほど弱視の治療効果が得られやすいため、平成2年より眼科健診に視力検査が導入されています。
3歳児眼科健診にはアンケートがありますが、気になる部分に関しては眼科医院に相談をして下さい。
※スマホの場合左右⇔にスクロールが可能です。
チェック項目 | 予想される原因 |
---|---|
頭を左右に傾ける・顔を左右に回す | 眼球運動異常など |
目や視線が内側(外側)に寄っている | 内斜視・外斜視 |
目を細めて見る | 屈折異常など |
極端に近寄って見る | 屈折異常など |
上目づかい(下目づかい)で見る | 上下斜視など |
まぶたの形(大きさ)に左右差がある | 眼瞼下垂など |
屋外だとかなり眩しく感じる | 水晶体・眼球異常など |
瞳の中央(奥の方)が白くなる | 先天白内障など |
参考:Aigan STYLE
5.ホットタオルを当てる
ホットタオルを目の周りに当てると、副交感神経系が活発に働いてリラックスモードがオンになるため、勉強やスポーツで疲れた時に効果的。
首や肩に当てても、血行が良くなるためオススメです。
★ホットタオルの作り方
- タオルを濡らした後に軽く絞る
- ロール状に丸めてラップで包む
- 電子レンジを500~600Wに設定する
- 30~60秒を目安に加熱する
- 手で触れる温度(40度前後)まで冷ます
- 目を閉じてまぶたの上にタオルを乗せる
- 3~5分程度を目安にして温める
タオルは直ぐに冷めてしまうため、複数枚用意しましょう。 レンジから出す際は、ヤケドに注意しながら取り出して下さい。
子どもの視力は【7歳までが大事!】スポーツとの関係や対策を伝授まとめ
★記事まとめ
- 視力の発達ピークは生後3ヶ月~1歳半
- 最低でも両目視力は0.7以上スポーツ時に必要
- ピント合わせや立体視トレーニングで目を調整
- コンタクトレンズやメガネは合ったものを使う
- 眼科健診は3歳以降定期的に行う
- ホットタオルで目のケアを実施する
目に対するケアや適切な対処を実施することは、子どもの視力低下を防ぐだけでなく、将来を守ることにも繋がります。
今回紹介した方法を活かしつつ、子どもがスポーツや勉強に取組めるようにサポートしていきましょう。