ストレスを感じる要因が多い現代社会では、ストレスの心理的影響でからだやこころに影響がでる可能性もあります。ストレスの影響で視力障害になってしまうこともあるので、対策が必要です。
この記事では、視力低下の原因やストレスによる視力低下の特徴や対策、治療法をご紹介します。日々の生活でストレスを感じていたり、視力の低下を感じたりしている人はぜひ読んでください。
主な視力低下の原因
主な視力低下の原因としては以下の4点があります。
- 加齢
- 疲労
- 病気
- ストレス
それぞれ原因や対処法が違うので詳しく解説します。
加齢
視力低下の代表的な原因として、加齢があります。加齢による視力低下は老眼と呼ばれ、コンタクトレンズやメガネを使用したときに、近くが見えにくくなる現象です。遠くから近く、近くから遠くに視点を移すときはピントがなかなか合わない現象もあります。
老眼は誰にでもなる可能性があります。中高年に多いイメージもありますが、実際には30代から症状が現れて40代半ばには進行する可能性も多いです。加齢が原因で目の病気を発症することもあるので注意しましょう。
疲労
疲労が原因で視力低下が起きる可能性もあります。疲労による視力低下は、目が充血や痛みをおこしたり、視界がぼやけたり、光がいつもより眩しく感じたりといった症状がでます。
疲労がさらに溜まると、頭痛や吐き気など視力低下以外の症状が出るので注意が必要です。休息や睡眠で治るときもありますが、充分な休息をとっても回復しない場合は眼精疲労の可能性を考慮しておきましょう。眼精疲労になると目以外の病気を発症する可能性もあります。
病気
急に視力低下が起こったときは目の病気が原因かもしれません。視力低下になる代表的な病気は
- 白内障
- 緑内障
- 網膜剥離
- ぶどう膜炎
です。それぞれご紹介します。
白内障は加齢によって発症することが多い病気です。目の水晶体が白く濁り見えにくくなる病気で、60歳代では70%の可能性でなってしまいます。
緑内障は高眼圧が原因で視野が狭くなり、視力が低下する病気です。病気が進行すると徐々に視野が狭くなっていき、視力の低下につながります。治療が遅れると失明することもあるので注意しましょう。
網膜剥離は目の眼底の膜が剥がれて視力が低下する病気です。急激な視力低下がおきて失明する可能性もあります。前兆として飛蚊症が現れることもあるので早めに眼科の受診が必要です。
ぶどう膜炎はぶどう膜に炎症が起きる病気です。細菌やウイルスの感染が原因の、免疫異常によって炎症が起きるとされています。
ストレス
ストレスの蓄積を原因としても視力低下はおきます。
その場合、近視や乱視の矯正を行なっても視力が向上しません。また、眼球自体の検査をしても異常はありません。
この症状が出る子どもは、学校や家庭で悩みを抱えていることがあります。ストレスの原因を取り除いてあげることが大切です。
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心因性視覚障害とは
心因性視覚障害とは、ストレスによって発症する心身症です。検査をしても病気などの悪いところは見つからず、矯正を行っても視力がでないと疑われます。子どもに発症することが多く、学校の定期検診で見つかります。
9歳をピークに小中学生に多くみられ、女子は男子よりも3倍発症しやすいです。視力以外にも視野や視覚の異常、夜盲等も伴う場合もあります。
心因性視覚障害の対策
心因性視覚障害になってしまったら、ストレスの原因を取り除くことが重要です。失明にいたることはなく、長期的に経過をみる必要があります。眼科的な検査を一通り行っても原因が見つからない場合に、心因性視覚障害の発症が疑われるので対策を行うことが大切です。
子どもの対策
子どもの場合は、学校や家庭環境のストレスで発症するため、ストレスの原因の解決に努めることが大切です。ストレスは精神的なもので、子どもの性格も関係します。なかなか判断がつきにくいですが、原因を考えてあげましょう。
変わった原因としては、友人や先生の影響によるメガネ願望で発症した事例もあります。その子どもは度の入っていないメガネをかけるだけで、視力が回復しました。
大人の対策
大人の場合は、職場でのストレスや配偶者との離別などが原因で発症します。眼科だけでなく、精神科の受診なども検討しましょう。もちろん、ストレスの原因を取り除くことが一番の対策になります。
子どもと比べて発症する人は少ないです。しかし、眼科的な治療を行っても原因が見つからないときは、心因性視覚障害の可能性があります。日々の生活の中で、ストレスに感じているものから距離をとることが大切です。
心因性視覚障害は回復する?
心因性視覚障害は一時的な現象なのでかなりの確率で回復します。眼科的には異常がないので、ストレスの原因を取り除いて長期的に経過をみてあげましょう。心因性視覚障害が原因で失明することはほとんどなく、症状が現れてから1年以内に視力が改善することも多いです。
ストレスは簡単には解決できないので担任の先生などに相談しながら、心配をしすぎないことも大切です。小学生には暗示療法も効果的なので眼科以外の治療も検討していきましょう。
まとめ|ストレスを原因を考え、視力低下を防ごう
ストレスが原因で起こる心因性視覚障害について対策や治療法をご紹介しました。主な視力低下の原因を検査しても見つからない場合に、診断されることが多いです。子どもに発症することが多い視覚障害で、基本的には1年以内に回復するので過度に心配しすぎないようにしましょう。
対策にはストレスの原因を取り除いてあげることが大切です。学校や家庭環境など、さまざまな原因が考えられので解決に努めてあげましょう。自分だけで考え込まず、眼科以外の診察や学校の先生への相談なども検討することが重要です。
長期的にみれば視力回復することが多いです。焦らずに対策や治療を行っていきましょう。
<参考記事>
子どもの目の心身症 -心因性視力障害- | 目についての健康情報
眼の疾病について 心因性視力障害 | スカイビル眼科【公式】
169.心因性視覚障害とは | 池袋サンシャイン通り眼科診療所