視力低下の原因と対策5選を紹介 子どもの「見えづらい」のサインとは

視力低下の原因と対策5選を紹介 子どもの「見えづらい」のサインとは

はじめに

この記事では、視力低下の原因と対策について解説していきます。 近年の小中学生は、YouTubeやスマートフォンなどを日常的に操作していますよね。 毎日家から帰ると、YouTubeやゲームを夕飯まで使用している、なんていう子も多いのではないでしょうか?

このような環境もあり、小中学生を中心に視力の低下が著しい傾向にあります。 「我が家の子どもも目が悪くなってきたみたい。」 「目が悪くなるのは長時間のゲームのせい?」 「視力低下しない方法があれば知りたい」 などの悩みを持つ方は、ぜひこの記事を読んでください。

実は、生活習慣を少し見直すことで視力の低下を防ぐことができます。 今回は、以下の内容を解説します。

  • 原因
  • 対策
  • 視力低下を放置するとどうなるの?
  • 子どもの「見えづらい」のサインとは

この記事を最後まで読んでいただくと、目が悪くなってしまう原因や、かんたんにできる対策・子どもの視力低下のサインについて知ることができます。 それでは、原因から解説していきます。

視力が低下する原因とは?対策についても紹介

タブレットをみる女の子

視力が低下する原因は、主に以下の6点です。

  • 遺伝的要素
  • デジタル端末の普及
  • 生活習慣の乱れ
  • 加齢
  • ストレス
  • 病気

順を追ってくわしく解説していきます。

視力低下は遺伝することも

視力が低下する原因のひとつとして、遺伝が関係してきます。 両親から受け継いだ目の情報により、近視・遠視・乱視のなりやすさに影響が出てきます。 親が強度近視であった場合は、子どもが近視になる確率は上がるという報告もあります。

デジタル端末はひとり一台の時代

近年は、スマートフォンやタブレットが普及し、一家に一台ではなく、ひとり一台持っている家庭も少なくありません。 長時間のデジタル端末の使用や、近距離での作業が増えることは、視力の低下を助長させます。 長時間近くのものをみる作業をしていると、つい夢中になって前のめりになりませんか。 このような傾向もあり、近年では、大人子ども関係なく姿勢の悪さやストレートネックなどの病気が目立つように。 この姿勢の悪さも、視力低下につながる要因のひとつです。

生活習慣の乱れ

生活習慣が乱れることにより、視力が低下するという情報もあります。

デジタル端末の普及もあり、

  • おうちの中で過ごす時間が長い
  • 夜遅くまでスマートフォンを見ている
  • 長時間のゲーム

といった行動が多くなりがちですよね。

ゲームやスマホを見ている時、遠くをぼんやりと眺める状態ではありませんよね。 どちらかというと、近くのものに集中している状態です。 近くのものばかりを集中して見ていると、目が疲れてきませんか? 実は、この疲れ目の状態が続くことでも、視力低下は引き起こされるのです。

加齢

老化により水晶体が固くなることで、目が悪くなります。 水晶体は、カメラのレンズのような働きをしています。 正常な状態ですと、見る物の距離によって柔軟に厚みを変えてピントを合わせています。

このレンズ部分に異常があると、ピントが上手く合わず、

  • 近くのものが見えづらくなる
  • 近くから遠くを見たときにぼやけてしまう

などの症状が出てきます。

ストレスが原因で起こる視力低下とは

主に子どもに多いのですが、ストレスにより視力が低下することもあります。 これを「心因性視力障害」と呼びます。 まさか子どもの目の病気が、ストレスから来ているとは思いませんよね。 家庭や学校・塾など、子ども社会にもストレスは意外と存在します。 子どもの様子を今一度振り返ってみる必要がありそうですね。

病気

視力低下する病気はたくさんありますが、今回は、「生活習慣の乱れにより起こるもの」に焦点をあてて解説していきます。

具体的には、以下の2点について紹介します。

  • 加齢黄斑変性
  • 糖尿病性網膜症

ひとつずつ解説していきます。

加齢黄斑変性

加齢黄斑変性は、通常ですと中年で発症する病気です。 老化により、眼の奥の黄斑という部分が萎縮することにより視力が低下します。 タバコなどの嗜好品、太りすぎ、ブルーライト・紫外線も加齢黄斑変性を引き起こすと言われています。 このような要因もあり、近年では若年層でもかかる病気です。

糖尿病性網膜症

糖尿病性網膜症はその名の通り、糖尿病の悪化により起こる病気です。 糖尿病は生活習慣病のひとつでもありますよね。 糖尿病にかかると、高血糖状態となります。 血糖の高い状態が続くことにより、毛細血管などの細い血管が障害されて血流が悪くなります。 そのため、細い血管が集中している眼にも、影響が出てくるというわけです。 目の血管に十分な栄養が行かなくなるため、視力低下などの障害がおこる病気です。

視力低下しないための対策5選

女性タブレット

視力が低下しないために、気軽にできる対策は以下の5点です。

  • 規則正しい生活
  • 外に出て気分転換する
  • 作業をするときは姿勢を良く
  • 目にも休息を
  • 目に良い食品を摂取する

ひとつずつ解説していきます。

規則正しい生活

まずはじめに視力低下を防ぐためにできることは、生活習慣の見直しです。

基本的なことでいうと、

  • 早寝早起き
  • バランスの良い食事をとる

といった点です。

規則正しい生活こそが、目を守る近道となってくるのです。

外に出て気分転換する

外に出て気分転換をするという方法もあります。 ストレス発散にもなりますし、外で過ごすことは目にも良い影響があるんですよ。 太陽光の中にある「バイオレットライト」を浴びると、近視の進行を抑制することができるという研究結果もあるんです。 1日2時間の太陽の光を浴びるようにすると、視力低下を防げるかもしれません。

作業をするときは姿勢良く

デジタル端末を使用するときは、正しい姿勢で行うことが望ましいです。 集中すると、つい前のめりになりがちですよね。 長時間前傾姿勢でいると、肩や首が凝り固まってしまいます。 実はこの時、目にも負担がかかっています。 姿勢良く作業しやすいように、机や椅子の見直し・デスクまわりの環境を整えることもおすすめです。 また、夜寝る前、横向きに寝転んでスマホを見る習慣はありませんか? 片方の目ばかりでものを見ることにより、一方にばかり負担がかかってしまいます。 目の疲労は、視力低下の原因となりますので、注意が必要ですよ。

目にも休息を

長時間目を酷使することにより、目は緊張状態となります。 できるなら、長時間の作業はさけたり、30分毎に遠くを見るなど目を休ませる方法をとると良いです。 しかし、集中してしまうと、連続して作業を続けてしまうことってありますよね。 目をたくさん使ったときは、マッサージを行ったり、温めるなど血行を良くする対策を取ると良いです。 タブレット端末を良く使用する方には、ブルーライトカットの眼鏡もおすすめです。 目の疲労を和らげる効果があるので、ぜひ試してください。

目に良い食品はたくさんあります

視力が低下しないためにも、目に良い食事があるのなら摂取しておきたいですよね。

目に良い栄養素としては、以下のものがあります。

  • ビタミンA
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • タンパク質
  • ルテイン
  • アントシアニン
  • クロセチン

など、あげると切りがないぐらいたくさんあります。

1日3食バランス良く摂取することが大事です。

視力低下を放置するとどうなるの?

目に手を当てる男性

視力低下を放っておくと様々な症状や病気が起こる可能性が高くなります。 最悪の場合、失明に至ることも。 このような状況を免れるためにも、視力低下に気づいたら、適切な対策・治療をとっていくことが望ましいです。

視力低下を放っておくとおこる症状や病気

視力低下を放っておくと起こる症状や病気についてくわしく解説していきます。

症状では、初期~重度まで以下のようなものが現れてきます。

  • 肩こり、頭痛、吐き気
  • 注意力の低下
  • 強度近視
  • 眼底出血

主に、強度近視を引き金に起こる病気としては、以下3点のものがあります。

  • 弱視
  • 網膜剥離
  • 緑内障

年齢関係なく起こる可能性のある病気もありますし、失明に至るものもあります。 ひとつずつ解説していきます。

弱視

弱視は、子どもによく起こる目の病気ですが、強度の近視や乱視などにより起こる可能性が高くなります。 子どもの視力は、3歳くらいまで発達が著しく、その後10歳くらいになるまでに完成していきます。 弱視を進行させないためにも、放置はせずに適切な治療を行うことが大切です。

網膜剥離

この病気が起こる原因もまた強度近視によるものです。 網膜剥離は、強度近視により目の中が伸び、網膜が剥がれることで起こる病気です。 剥離と聞くと、痛いイメージがありますが、痛みを伴いません。 「知らないうちに網膜剥離になっていた」 というケースも。 悪化することで、近視の進行や視野狭窄などの視力障害が起こります。 そのまま放置すると、失明する危険もある病気です。

緑内障

緑内障は眼圧の上昇による病気でもありますが、強度近視を放置した結果でも起こってきます。 先ほど説明した網膜剥離と同じく、強度近視により目の中が伸びることで、目の神経が傷つけられた結果起こります。 視野の一部が見えなくなる視野狭窄や視力低下、進行すると失明に至ることもある恐ろしい病気です。

子どもの「見えづらい」のサインとは

大人だと、すぐに自覚症状を訴えることができますが、子どもの場合は上手く伝えられずに進行してしまうこともあります。

日常で、以下のような状態ではないかを確認してみてください。

  • テレビに近づきすぎている
  • 机に顔を近づけて作業している
  • 顔を斜めにしてものを見ている
  • 上目遣いでいることが多い
  • ものを見るときに目を細める、眉間にしわを寄せる
  • 頻繁に目をこする、瞬きが多い
  • 作業をしている最中に頭痛を訴える

意外とたくさんありますよね。 1度この症状が見られたからといって、 「視力低下のサインだ!」 と考えるのはむずかしいです。 何度か確認して、「やっぱりおかしいな」と感じた場合は、病院へ受診することをおすすめします。

まとめ

子どもたちタブレット

今回は、視力低下の原因や対策について解説していきました。

視力低下の原因は、遺伝的要素や加齢・病気などがあります。 しかし、デジタル端末の普及や生活習慣の乱れなど、現代人が抱える問題による影響も大きくなっています。

視力低下しないための対策は以下の通りです。

  • 規則正しい生活
  • 外に出て気分転換する
  • 作業をするときは姿勢良く
  • 目にも休息を
  • 目に良い食品はたくさんあります

視力低下を放っておくと、さまざまな病気にかかる可能性が高くなります。 なかには失明してしまう病気もあるため、注意が必要です。

子どものうちは、自覚症状をことばで伝えることがむずかしいことも。 大人がそのサインを見逃さずに、早期発見していくことが大事です。

視力の低下は命に支障をきたさないと思って様子を見ていると、重要な病気である可能性も高いです。 少しの心がけで視力低下を抑制する方法があるので、ぜひ今回の記事で紹介した対策を試してみてください。

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