大人だけでなく、子どもも要注意! 「スマホ首」ってどういうもの?

現代人に急激に増えている「スマホ首」。

誰もが当たり前に持っていて、大人だけでなく子どもも毎日使用しているスマホ。
便利な反面、その普及と同時に「なんだか頭がすっきりしない」「肩こりがひどい」「疲れているのに眠れない」といった不調を訴える人が増えているんです。病院に行くほどではないけれど、毎日続く体の不調。
その原因は「スマホ首」かもしれません。

「スマホ首」になりやすい現代人の生活。

人間の首の骨である「頸椎」は、もともとゆるやかなカーブを描いています。カーブを描くことで、頭の重さや、歩いたときに受ける衝撃をうまく分散しているんですね。

しかしPCやスマホを長い時間使うようになったことで、このカーブがなくなってしまう人が増えています。スマホやPCを使うとき、人の背中は猫背になりがち。そうすると頭が前に出るので、その重さに首が引っ張られ、頸椎がまっすぐに伸びてしまいます。
このように、カーブが失われた頸椎を「スマホ首」と呼ぶのです。

首から全身に不調が広がっていく恐れも。

「スマホ首」になってしまうと、体にはどんな影響が出てくるのでしょうか。
首の前側には「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」という、重要な筋肉があります。「スマホ首」とは、この筋肉がピンとはりつめた状態。胸鎖乳突筋の緊張が続くと、首のこりはもちろん、肩こりや頭痛、腰痛が起こり、悪化が進むとヘルニアになってしまう可能性もあります。

首のシワ、顔のたるみなど、うれしくない見た目の変化も起こりますし、ホルモンバランスや自律神経が乱れて、イライラしたり、眠れなくなったり、心にも深刻な影響があるんです。

子どものほうが「スマホ首」になりやすい?

最近は大人だけでなく小中学生もPCやスマホを日々使っています。とある調査によると女子高生にいたっては18時間もスマホを使っているのだとか!

子どもは、大人以上にスマホに依存しやすく、自分で使う時間を制限できません。そのため、大人より「スマホ首」になりやすい可能性があるのです。
特に10〜15歳の子どもには要注意。成長期にあたるこの時期にスマホを使いすぎると、猫背がクセになってしまい、背中が曲がった状態で関節が成長。猫背は一生治らず、身長も伸びません。

体の不調を引き起こし、子どもの成長にも悪影響を与える「スマホ首」。予防、改善をしていくために、まずは「スマホ首」になっていないか、チェックすることからはじめましょう!

 

出典:鄭 信義著『"スマホ首”があらゆる不調を引き起こす』

監修鄭 信義さん
リラクゼーションサロン「御影フィール」院長として17年で延べ25000人を施術した整体師。日本国内だけでなく、海外からも注目を集める「スマホ首」治療の第一人者。『“スマホ首”があらゆる不調を引き起こす』(講談社)ほか著書多数。真宗大谷派の僧侶でもある。
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