体にいいものは、目にもいい? 「目にやさしいごはん」をつくろう

「目にやさしいごはん」って、どんなもの?

毎日を元気に過ごすためには、適度な運動とバランスのいい食事、休息をしっかりとることが大切。目は大事な体の一部です。食生活が乱れると、視力によくない影響がでます。

でも、「目にやさしいかどうか」を意識して、ごはんをつくることって、あまりないですよね。どんな食べものが目にいいのか、どんなふうに食べると効果的なのか?無理なくおうちではじめられる、「目にやさしいごはん」づくりのポイントをご紹介します。

意外と知らない「目にいい食材」。

緑黄色野菜や牛乳、魚介類は、体の成長に必要な栄養素がたくさん含まれているので、子どもにしっかり食べてもらいたいところ。実はこれらの食材には、目にいい栄養素もたっぷりと含まれているのです。

最近子どもにも増えている「ドライアイ」を防ぐビタミンA、眼精疲労・視力低下を防いでくれるビタミンB1B12、もともと日本人は不足しがちだと言われているカルシウムは、特に気をつけてとるようにしたいですね。

しっかり噛むと、視力低下の予防になる!

食材だけでなく、食べ方にもポイントがあります。それはごはんを「よく噛む」こと。
「よく噛んで食べる」ことは消化にいいだけでなく、実は、目にもいい影響を与えます。ごはんを噛むことで顔の筋肉が動くので、目の周りの「顔筋」が鍛えられ、目の動きや血行がスムーズに。それによって、目の疲れが回復しやすくなり、視力低下を防ぐことにもつながります。

とはいえ子どもって、なかなか大人が思うようには、しっかりと噛んで食べてくれないもの。そんなときはナッツやおせんべいなど、硬いものをおやつにしたり、野菜は火を通さずサラダとして食べさせたり、具材を少し大きめに切って料理をつくったりしてみましょう。ちょっとした工夫で、自然に子どもの噛む回数を増やすことができますよ。

実は目にもよくない!甘いお菓子の食べ過ぎ。

食べ過ぎると、目によくない食べものもあります。
特に気をつけたいのが、「糖分」のたっぷり入ったお菓子です。人間の体は、糖分を代謝するときに、ビタミンB1やカルシウムを使います。そのため甘いものを食べ過ぎてしまうと、目に必要なビタミンB1やカルシウムが体のなかで足りなくなってしまうのです。

むし歯や肥満予防のため、日頃からお菓子の食べ過ぎに気をつけているご家庭がほとんどですが、その習慣が、実は目のためにもなっているのですね。
偏食をさせない、よく噛んで食べる、お菓子を食べ過ぎない。「目にやさしいごはん」とは、お父さん、お母さんが子どもを思って日々気をつけていることばかり。これからも、毎日の食卓を通じて、子どもの健康を見つめていきましょう。

 

出典:髙橋ひとみ著『子どもの近見視力不良 黒板は見えても教科書が見えない子どもたち』

監修髙橋ひとみさん
桃山学院大学名誉教授。高知大学教育学部卒。2007年度東京大学大学院教育学研究科衛藤隆研究室私学研修員。2012年度金沢大学医薬保健研究域医学系藤原勝夫研究室私学研修員。専門は健康教育学分野で、長年近見視力をテーマにした研究に取り組んでいる。2015年、『「たべたのだあれ」視力検査キット』(フレーベル館)を考案し「第9回キッズデザイン賞」および2015年経済産業大臣賞を受賞。情報番組『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)でも紹介された。主な著書には『子どもの近見視力不良』(農文協)『3歳からできる視力検査』(自由企画社)『たべたのだれかな』(自由企画社)などがある。
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